ダメ出しにスネると消え…“午後の顔”小堺一機の新人時代

公開日: 更新日:

 レギュラーの座を射止めてからは、水曜日をメーンに出演してました。ところがプロデューサーが厳しいんですよ。
「今のギャグ、どこが面白いのか説明しろ」なんて、しょっちゅうダメ出しされてヘコんでばかり。
 でもそんな言葉って、嫌われてたり、本当に箸にも棒にもかからないんだったら出てこないですよね。「叱られてるうちが花」っていいますけど、プロデューサーの心の中に「コイツ、もうひと工夫すればいいのに」とか「伸ばしてやろう」って気持ちがあったからだと思うんです。

■焼き鳥かじって「このヤロー」

 もちろん、それは後になって言えることで、その時はホント惨めでしたよ。腹も立ちますしね。
 スタジオが銀座にあったので、放送後、有楽町のガード下の居酒屋で焼き鳥食べながら「おまえがやってみろ、このヤロー」なんて、よくグチってましたもん。

 ただ、現場には超一流の先輩たちがいるわけですよ。そしてボクみたいな素人上がりもいて、どこがウケて何がスベルのかって、両方を目の当たりにできるんですね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する