ダメ出しにスネると消え…“午後の顔”小堺一機の新人時代

公開日: 更新日:

 レギュラーの座を射止めてからは、水曜日をメーンに出演してました。ところがプロデューサーが厳しいんですよ。
「今のギャグ、どこが面白いのか説明しろ」なんて、しょっちゅうダメ出しされてヘコんでばかり。
 でもそんな言葉って、嫌われてたり、本当に箸にも棒にもかからないんだったら出てこないですよね。「叱られてるうちが花」っていいますけど、プロデューサーの心の中に「コイツ、もうひと工夫すればいいのに」とか「伸ばしてやろう」って気持ちがあったからだと思うんです。

■焼き鳥かじって「このヤロー」

 もちろん、それは後になって言えることで、その時はホント惨めでしたよ。腹も立ちますしね。
 スタジオが銀座にあったので、放送後、有楽町のガード下の居酒屋で焼き鳥食べながら「おまえがやってみろ、このヤロー」なんて、よくグチってましたもん。

 ただ、現場には超一流の先輩たちがいるわけですよ。そしてボクみたいな素人上がりもいて、どこがウケて何がスベルのかって、両方を目の当たりにできるんですね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝