「鉄人28号」は27万円…押入に眠る60年代お宝オモチャ
先日の「まんだらけ」(東京都中野区)万引事件で一番驚いたのは、画像公開の中止でも、犯人のスピード逮捕でもなく、ブリキ製「鉄人28号」の値段だった。高さわずか約25センチ、1964年の発売当時は400円だったオモチャが、27万円だったという。話題のまんだらけで、何がいくらぐらいで売っているのか改めて調べてみると──。
「子供の頃、鉄人28号や鉄腕アトムのオモチャを持っていた」という人は少なくないはずい。今も実家の押し入れに眠っているとしたら…。それらは20万円前後の値が付くのだろうか。
基本的には「ブリキ製」が人気が高く、現在、まんだらけに置いてあるブリキ製オモチャで最高値は、漫画キャラクターではないが、60年代に作られた「ホリカワ電動ブリキ」が70万円だった。
■250万円で落札された“怪獣モノ”
まんだらけ変やの齊藤乾一さんが言う。
「『鉄人』や『アトム』はもちろん人気で、現在ウチにあるので、一番高いのは『鉄人』、『アトム』ともに25万円です。でも、もっと値が付きやすいものがある。それは“怪獣モノ”です。この夏、当社が開催したオークションでは『極彩色電動ブリキ ゴジラ』(マルザン製リモコン、高さ24・5センチ)が250万円で落札されました。当時80体作られたそうですが、現存品はこの1体のみ。こういう希少性は販売価格に直結しますね」