AKB48“卒業宣言” 高橋みなみ支えた「努力」と「責任感」

公開日: 更新日:

 AKB48を来年12月8日の結成10周年で卒業することを宣言した高橋みなみ(23)。グループ創立時からの生え抜きで、2年前から48グループの総監督を務めてきたベテランである。

 プロデューサーの秋元康をして「AKB48とは高橋みなみのことである」と言わしめ、政治評論家の田原総一朗もべた褒めしたスピーチ力。政治家転身を勧めたのはさすがにヨイショだろうが、運営側のムチャな要求をくんだうえで、アクシデントにもめげず、どんどん膨れ上がるメンバーを一つにまとめたリーダーシップは評価が高い。高橋のキャッチフレーズともいえる「努力は必ず報われる」を体現してきた10年間だった。

 91年、東京生まれ。中2からオーディションを受け始めたが、不合格続き。これで最後と決めたAKB48オープニングメンバーオーディションに合格。05年、AKB48劇場初公演で、たった7人の客を前に歌って踊った。

「オーディションに合格したのは、高橋が4月8日生まれで身長148センチという『48』だったから。ダンスはさっぱりだし、スタイルもよくないし、美人でもない。なのに合格したので、本人が一番驚いた。『努力しても全部は報われないかもしれない。でも努力しないと始まらない。努力は最大限の可能性』と言い切れる努力家キャラが花開き、グループ全体のよき手本となった」(アイドル評論家)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」