援護虚しく…極楽・山本の復帰に「世論」と「ニーズ」の高い壁

公開日: 更新日:

「山本の一件はかなり多くの関係者に迷惑をかけている。これまで覚醒剤、強制わいせつ、詐欺など前科のあるタレントが芸能界に復帰した例も少なくないが、事件で一番迷惑をこうむった萩本欽一サイドも山本への態度を保留したまま。今回も黙殺しているし、かなりハードルが高い。これまでも山本と親交の深い吉本芸人たちが『復帰してほしい』と発信し、デモンストレーションを散々やってきても決定打にはならなかった。ということは、今回も同じでは」(テレビ関係者)

 山本を解雇した吉本関係者も「世論の反応次第。芸能界全体で待望論が高まれば復帰に手を差し伸べるかもしれません」と手助けをする可能性に含みを持たせているが、その「世論」は相当に厳しい。芸能評論家の肥留間正明氏はこう言う。

「06年に事件を起こしてから9年目。約10年経っても復帰できない人は20年経ってもできない。謹慎中の8年間でいろんな資格を取ったりボランティアをやったりしていたけど、一貫したものがひとつも世間に伝わっていない。ツイッターで『うれしい』とか『おかえり』と言っている連中も、心の中では舌を出している。本当に復帰してほしいのであれば周りも陰で協力したはず。犯罪者でも復帰できる人とそうでない人の違いは、周囲から必要とされているかどうか。山本の場合は必要ではないということ」

“復活ライブ”まであと2週間。劇場が身内と関係者だらけだったら復帰即、引退だろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  3. 3

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  4. 4

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  5. 5

    創価学会OB長井秀和氏が語る公明党 「政権離脱」のウラと学会芸能人チーム「芸術部」の今後

  1. 6

    小嶋陽菜はブランド17億円売却後に“暴漢トラブル”も…アパレル売れまくりの経営手腕と気になる結婚観

  2. 7

    草間リチャード敬太“全裸騒動”にくすぶる「ハメられた」説…「狙った位置から撮影」「通報が早い」と疑問視する意見広がる

  3. 8

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  4. 9

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  5. 10

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木麟太郎をドラフト指名する日本プロ球団の勝算…メジャーの評価は“激辛”、セDH制採用も後押し

  2. 2

    日本ハム新庄監督がドラフト会議出席に気乗りしないワケ…ソフトB小久保監督は欠席表明

  3. 3

    ヤクルト青木“GM”が主導したバランスドラフトの成否…今後はチーム編成を完全掌握へ

  4. 4

    吉村代表こそ「ホント適当なんだな」…衆院議席3分の1が比例復活の維新がゾンビ議員削減と訴える大ボケ

  5. 5

    吉村代表は連日“ドヤ顔”、党内にも高揚感漂うが…維新幹部から早くも「連立離脱論」噴出のワケ

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    ブルージェイズ知将が温めるワールドシリーズ「大谷封じ」の秘策…ドジャース連覇は一筋縄ではいかず

  3. 8

    高市政権は「安倍イタコ政権」か? 防衛費増額、武器輸出三原則無視、社会保障改悪…アベ政治の悪夢復活

  4. 9

    今秋ドラフトは不作!1位指名の事前公表がわずか3球団どまりのウラ側

  5. 10

    亀梨和也気になる体調不良と酒グセ、田中みな実との結婚…旧ジャニーズ退所後の順風満帆に落とし穴