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デビュー30周年 斉藤由貴が大切にするミスマガジン応募写真

 ただ、「演じること」は好きでした。といっても、人前に出てやるわけではありません。

 家は1階が父の仕事場で、家族は2階で生活していました。私が姉と一緒に使っていた部屋も2階にあったのですが、学校から帰ると部屋にこもるのが日課でした。大きな姿見の前に立ち、ひとりでしゃべりかけるんです。その日、友だちとうまく話せなかったことを「こう言えばよかった」とやり直してみたりして。かと思えば、自分が大きなステージに立っている姿を妄想して演じてみたり。そんなことを毎日、日によっては3時間もやっていた。怖いですよね。

 高校は遅刻、早退、欠席ばっかりで、将来の夢もなかった。そんな私を母が心配し、応募を勧めてくれたのです。

■聞こえてくる「内なる声」

 最終選考に残り、この写真が「少年マガジン」に載ると、翌日から大変でした。学校で男子生徒とすれ違うと、「あいつだぜ」「自分のことかわいいって思っているのか」とか言っているのが聞こえてきて。「綿埃と戯れている」タイプだったので、皆びっくりしたのでしょう。私だって「落ちればいいな」と思っていました。

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