「名探偵キャサリン」シャーロットを救った谷原章介の存在感

公開日: 更新日:

 谷原は地デジ対応の奇麗な顔に、外国人相手にも見栄えがする長身がいい。主役には物足りないが、主演女優の相手役にはピッタリなのだ。

 最近では歴史的な財界人を描くNHK放送90年ドラマ「経世済民の男」(主演オダギリジョーの回)でも、2番手の役(森有礼)を好演。“美男子の2番手俳優”として使い勝手がいい。

 さらに、バラエティーでは土曜の「王様のブランチ」(TBS系)で爽やかに情報を伝えるMCとしてもおなじみだ。翌日曜は「パネルクイズアタック25」(テレビ朝日系)の司会。こちらは正解のチャイムを鳴らす権限を谷原自らが持っている。

解答者「モーツァルト?」

谷原「……お見事!」

 と、もったいぶって正解チャイムを鳴らす間がすばらしい。

「きょうの料理」(NHK-Eテレ)でも定期的にやる「男の食彩」でMCを務め、ヒゲ面の料理人の回でも、爽やか美顔で画面と料理を美しく彩った。まさに今、欠かせない役者&司会。

 テレ朝はシャーロットと谷原のコンビで、「名探偵キャサリン」の連ドラ化を考えているのだろう。ただ、暗いサスペンスより「マッサン」みたいな人間ドラマのほうが当たる気がする。
(作家・松野大介)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」