元宝塚・森奈みはるの殻を破った「劇団☆新感線」での初舞台

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 それでもOKはいただけません。「宝塚は向いてないのかも……」とまで思うほど追い詰められましたね。そんな落ち込んでいる私を励まし、時には髪形までアドバイスをしてくださったのが先生でした。

「みはるならできるから!」

 この言葉にどれだけ救われたことでしょう。95年に引退するまで頑張れたのは先生なくしてはありえなかったと思います。

■「芝居は生き物」を学ぶ

 もうひとり、いのうえひでのりさん(55)にはそれまでの殻を破る演技を教えていただきました。主宰なさっている「劇団☆新感線」での初舞台は99年の「PSY U CHIC―西遊記~仮名絵本西遊記より~」。最初にお会いしたのはその1年前。私の出演舞台「FAME」を見に来られた時で「音楽は好きなの?」と尋ねられ、「はい。ロック以外は」と答えたところ、苦笑いされたのを今でもよく覚えています。

 それまでは歌劇団や劇団四季、歌舞伎しか見たことがなかった私は(古田)新太さんと(橋本)さとしさんとの共演がきっかけで、97年公演の新感線の舞台「直撃!ドラゴンロック~轟天」を見てビックリしていました! 客席で演じたりするお芝居は初めての光景で、「面白くて、すごい世界だな」なーんて思ったものでした。この時はまさか自分が出演するなんて思ってもみなかったのですが……。

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