フジ最下位の要因は テレビ解説者が“負のスパイラル”指摘

公開日: 更新日:

 テレビ界が騒然となっている。フジテレビのG帯(19~22時)週間視聴率がテレビ東京にも抜かれて民放5位に転落してしまった一件だ。

 “我が世の春”を謳歌していた90年代には想像もできなかった事態だが、何か挽回策はないものか。実は「東洋経済オンライン」の最新版で、テレビ解説者の木村隆志氏がこんなことを書いていた。

「私が最も気になっているのはキャスティング先行のドラマ作り。(これだと)スタートこそ話題性抜群だが、すぐに“出落ち”しやすい」「(他局で)近年最大のヒット『半沢直樹』(TBS系)、『あまちゃん』(NHK)も、今年の『天皇の料理番』『下町ロケット』(TBS系)も、あくまでテーマありきで、キャスティングはその次に考えられていました」

 ちなみに木村氏はフジテレビのドラマが好きであり、「だからこその提言」だそうだが、ではドラマ以外はどうなのか。改めて木村氏に聞いてみた。

「たとえばバラエティーを見ると、日テレの『世界の果てまでイッテQ!』が当たってるとみるや、司会の内村光良を起用して『痛快TVスカッとジャパン』を作り、これが当たると内村司会でもうひとつ『クイズやさしいね』を作っている。お昼の時間帯も同様で、日テレで『ミヤネ屋』が当たっているからと、『ごきげんよう』も昼ドラもやめて、全部生放送にしようとしています。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」