「週刊文春」から“Woman”発売 女性編集長はどんな人?

公開日: 更新日:

「まず考えたのは女性版だからといって『女性を応援しましょう、エイエイオー!』みたいに声高に打ち出すような路線にはしないということ。私自身、いまの女性活用をうたう世の中の流れに少なからず欺瞞を感じているのですが、小誌の女性読者も社会を達観したクールな目線を持っている方が多いのではないかなあと。彼女たちはきっと、モテや美容やファッションだけではない情報が欲しいけれど、いまいちピンとくるものがない。あらゆる雑誌を遍歴してたどり着いたのが週刊文春ではないかと。今回の増刊号は自分たち目線で作られた雑誌として楽しんでもらえるのではと自負しています」

 99年4月の新卒入社時の配属先は「月刊文芸春秋」。昨年7月から週刊文春で特集班のデスクを務めているが、社歴17年のうち、最も在籍期間が長いのは女性誌「CREA」。若手時代に週刊文春の記者も経験したが、いわゆる週刊誌畑ではない。「私は編集部の中で異質であり、日頃から違った視点が求められているのだろうと思っています」。14年前にデキちゃった婚した夫は、今年10月、講談社「週刊現代」編集長に就任。“競合他誌”の編集者同士の夫婦ゆえの悩みもあるようだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異