日刊ゲンダイDIGITAL

  • facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

“無冠の帝王”レオ様 初オスカーまでの呪縛20年と業界事情

 無冠のレオ様が、ついに「男」になった。第88回アカデミー賞授賞式が28日(日本時間29日)に行われ、「レヴェナント:蘇えりし者」のレオナルド・ディカプリオ(41)が念願の主演男優賞に輝いたのだ。

 これまで「ギルバート・グレイプ」(93年)の助演をはじめ、「アビエイタ―」(04年)と「ブラッド・ダイヤモンド」(06年)はともに主演、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(13年)では主演&作品賞にノミネートされてきたが、いずれも辛酸をなめてきた。

 ハリウッド中の誰よりもアカデミーのタイトル獲得に執着してきたのに賞が取れなかったのはなぜか。それは大出世作「タイタニック」(97年)で付いてしまったあのイメージに他ならない。

「日本ではレオ様の呼び名が浸透しましたが、『タイタニック』で一気に“白馬の王子様俳優”として世界的なスター俳優になった。決して実力がないわけではないが、二十歳そこそこで名声もお金も手に入れた王子様俳優に長らく鼻白むアカデミー会員は少なくなかった。もっとも今作は『バードマン』(14年)で賞レースを総なめし、オスカー4冠に輝いたイニャリトゥ監督がメガホンを取り、しかも社会性の強いテーマに挑んだ。あらゆる要素の後ろ盾に加え、四十路を越えたディカプリオの飽くなき執念に会員たちも根負けしたといったところでしょうか」(映画批評家の前田有一氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事