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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

高知東生に「いい夫」のレッテル貼ったメディアの“節穴”

公開日: 更新日:

 俳優としての評価は「イマイチ」でも、メディアの間では「いつも快く話をしてくれる」と高知東生容疑者(51)は「いい人」と評されていた。

 極め付きが高島礼子(51)との夫婦生活。夫は話ベタな妻をフォローして「いい人」ぶりを発揮。「おしどり夫婦」とも呼ばれていた。表面だけを捉えて「いい人」「おしどり夫婦」という肩書を付けたがるメディアも再考の余地があると思う。

 仕事の話は皆無でも、女の話は尽きなかった。プレーボーイぶりを隠すこともなく、「どんな女でも絶対に口説ける自信がある」とホステスに語れば、「必ず目を見つめながら囁くように話す。女性がメロメロになるのもわかる」と女性記者も感心していた。

 業界内では「ホストが俳優しているだけ」とヤユする声もあった。それは夫婦生活からも感じ取れていた。高島というトップ女優と再婚。「格差婚」と不安視するなか、男としてのプライドよりも「楽な生活」という実益を優先。まるで専業主夫のように高島に尽くしていた。旧知の芸能関係者は「メディアの前に立てば、“いい夫婦”と思われるようにするのは当たり前。役者ならいい夫婦を演じることぐらい簡単なこと」という。

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