リオパラリンピックに有働アナを投入したNHKの“本気度”
日本時間8日朝に開幕を迎えたリオデジャネイロ・パラリンピック。華やかさ、スケールの大きさ、パフォーマンス、満員の観客と、オリンピックに劣ることなく、車イスの元選手が雨の中スロープを上がる聖火リレーに感動した視聴者も多かったのではないか。
さっそく同日には津川拓也が競泳100メートル背泳ぎS14(知的)で銅、視覚障害者柔道男子60キロ級の廣瀬誠が銀など、日本がメダルを獲得。これらの試合と開会式を放送したNHKは、今後は深夜から早朝に総合で日本選手中心に生中継。午後は総合、BS1で再放送し、Eテレでも連日関連番組を放送する力の入れよう。五輪に近い放送量だ。
現地キャスターには有働由美子を起用。「あさイチ」を休ませて、エース有働をリオに行かせたところにNHKの本気度を感じさせる。その有働だが、金曜「あさイチ」ではリオからリポート、会場前でのお客へのインタビューは面白かった。有働で視聴者をパラリンピックに引き込む戦略はドンピシャ。4年後の東京での開催に向けて着々と下地をつくっている。
■目先の視聴率しか考えない民放