石原さとみ「校閲ガール」好調 書籍出版ドラマなぜウケる

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 秋ドラマの中で話題なのが「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(日本テレビ系)。12.9%、11.2%ときて、19日は12.8%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と大健闘中だ。主演の石原さとみの伸び伸びした感じもいいが、“校閲”という出版業界の裏方を描くところもウケている。

 このところ昨年の「戦う!書店ガール」(フジテレビ系、主演・渡辺麻友)、今春の「重版出来!」(TBS系、同・黒木華)もあって、女優が主役の書籍や出版絡みのドラマが増えている。ちなみに、「書店ガール」「校閲ガール」は小説シリーズ、「重版出来!」はマンガが原作だ。

 なぜ今、書籍・出版業界の内幕を描くのか。

「ひとつは昨今、本屋大賞が権威ある文学賞並みに注目され、若者にアピールしている。ネット偏重の中で、逆に一部に書籍・出版への強烈な憧れが生まれていて、これまでクローズアップされてこなかっただけに、新鮮なテーマに映っているのではないか」(作家の松野大介氏)

 テーマが書籍・出版に限った話ではないが、制作する側には原作使用料がドラマ1本当たり数十万円と、それほど高くないメリットがあり、出版社には、ドラマがヒットすればシリーズ1冊につき10万部くらい増刷がかかるメリットがある。

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