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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

松本人志が触れた矛盾と違和感 芸能メディアに変革の予感

公開日: 更新日:

 逆に扱えないケースの典型が「文春」の新年号で報じた嵐の松本潤(33)の女性スキャンダル。毎週のように「文春砲」と記事を紹介していたテレビなどは沈黙。松本の言を借りれば、「なんであのニュース扱わないの」ということになる。

 取材の基本はニュートラル。相手がだれでどんな事務所の力関係があろうと、十分な根拠になる取材ができたなら報じる。そんな当たり前のことを「文春」はしているだけ。他のメディアは「文春」が報じたことをまた報じるのだが、それも相手や事務所によって報じないこともある。ネット社会では誰もが覚える矛盾と違和感。松本の言葉は芸能界とメディアに対する問題提起だとも思う。芸能メディアに新たな変革の予感漂う年明けになった。

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