元サムエル大久保伸隆さん 「ラストチャンス」封印の過去

公開日: 更新日:

「実は『ラストチャンス』を再び歌い始めたのは最近のことなんです。バンドを解散してソロ活動をスタートした当初は、一切歌っていませんでした」

 それには事情がある。サムエルはデビュー10周年の節目となる06年、多くを語らぬまま解散。翌年2月に元メンバーの伊藤大介(42)と今井千尋(42)がユニット「ranai」を結成し、大久保さんはその1カ月後に1人で活動を開始した。

「ライブでは当初、バンドの曲をこのタイミングで歌うのは控えた方がいいと思ったんです。そこで、しばらくはカバー曲とソロの曲のみ歌うことにしました。自分の気持ちうんぬんよりも、応援してくれるみんながいろいろと考えず、楽しめそうなライブをやり続けたんです」

 そんな心境に変化が訪れたのは、ソロ活動をスタートしておよそ5年後のことだった。ファンから「『ラストチャンス』を聞きたいです」という声や手紙が少しずつ届くようになったという。

「そろそろいいかなと思い、バンド時代に自分で作った曲を1曲、2曲とやって……。自分とお客さん、お互いの気持ちをゆっくりと確かめるように始めたんです。それからさらに時間を費やして、ようやく『ラストチャンス』を歌えるようになりました。5年くらい前の話ですかね」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  4. 4

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  5. 5

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  1. 6

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  2. 7

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  3. 8

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  4. 9

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  5. 10

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  5. 5

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 8

    ソフトバンクに「スタメン定着後すぐアラサー」の悪循環…来季も“全員揃わない年”にならないか

  4. 9

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  5. 10

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明