ミヤネ屋生みの親が語る 平日午後ワイドショー戦線の熾烈

公開日: 更新日:

 大阪発、“浪速のみのもんた”こと宮根誠司(53)がMCを務める午後の報道ワイドショー「情報ライブ ミヤネ屋」を作った担当部長で、現在は番組の解説委員を務めるのが読売テレビの春川正明氏。放送開始から10年、すっかり東京でも定着したが、なぜ視聴者はチャンネルを合わせてしまうのか。ミヤネ屋パワーの秘密を聞いた。

 ◇  ◇  ◇

 全国キー局に比べたら予算は3分の1、人員は2分の1、全国ネットの報道番組としては「ミヤネ屋」はかなり小規模。その中で視聴者が今、一番関心のあるものにフォーカスすることに徹底しているのはずっと変わりません。朝のワイドショーは昨日のまとめが中心ですが、14時から16時という時間帯は、裁判の判決が出たり、国会や議会、都知事の定例会見、事故が起こる。つまり、事件が起こる時間なんです。これを宮根さんが鮮やかに料理するライブ感が醍醐味です。

 豊洲問題で都議会の生中継をしても、話題からズレる質問になったら中継をやめ、スタジオで別の話題を始める、議会が核心にふれて白熱してきたらまた都議会中継に戻す。「段取り」よりも「本当に視聴者が関心をもっているであろうこと」が最優先なんです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった