解散から13年 チェッカーズ復活を阻むフミヤと高杢の確執

公開日: 更新日:

 ともに「チェッカーズ」のメンバーとして活躍した、兄の藤井フミヤ(54)と弟の藤井尚之(52)のユニット「F―BLOOD」が先日、ニューアルバムの発売記念ライブを都内で開催した。

 ライブ終了後、囲み取材に応じた2人。同ユニットの今後についてフミヤは、「このF―BLOODに解散っていう言葉はないですね」と明言。しかし、1992年に惜しまれつつも解散したチェッカーズ再結成の可能性については、「ちょこちょこは歌っているんですけど、チェッカーズの復活は難しいでしょうね。もう音楽やっていない人間もいますし」と難色を示した。

「当時のファンは再結成を切望しているが、当事者たちにその気は全くなし。というのも、あの“内紛”で生じたメンバー間の溝を埋めるのは至難の業だからです」(音楽業界関係者)

 チェッカーズの“内紛”の火種となったのが、2003年6月に元メンバーの高杢禎彦(54)が発売した自伝エッセー「チェッカーズ」(新潮社)だった。同書の中で、高杢はまるでフミヤが解散の“戦犯”であるような書き方をし、さらにはフミヤがさも“銭ゲバ”のようなエピソードまで。この本が原因により、04年8月にクロベエこと元メンバーの徳永善也さん(享年40)が亡くなった際、高杢と高杢派の鶴久政治(53)は「お別れ会」の発起人に名を連ねることができず、2人はメディアを通じてほかのメンバー4人への怒りをぶちまけた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です