M-1優勝とろサーモンは苦節15年 お笑い芸人“極貧”の現実

公開日: 更新日:

 芸能プロデューサーの野島茂朗氏がこう言う。

お笑いのコアなファンは別にして、一般の人はテレビを見てお笑い芸人を知ります。売れるには、テレビに出なければはじまらない。テレビで顔を売って、学園祭やイベントのオファーへとつながっていくというコースなのです。

 そのテレビに出るためには、今回の『M―1』のようなコンクールで勝ち抜くか、ライブで観客の支持を得るか、テレビ関係者の注目を集めるかしかないのですが、コンクールは極めて狭き門。才能があっても勝てるか分からないのは『M―1』だけじゃないし、ライブといっても、駆け出しや売れない芸人は大半がチケットバック制のギャラですから、たとえ50%バックであっても、客が1人か2人しか来なくて、手取りが1000円とか500円というのも珍しくない。

 それでも舞台に立てるだけマシで、人気がなければ、お払い箱となってしまう。そこから返り咲くのは至難ですから、友人や知人に劇場に集まってもらって格好をつける芸人もいます。そこで劇場内にあるアンケートの人気投票で名前を書いてもらって上を狙うのですが、さすがに招待してチケット代まで取れず、持ち出しになるケースもある。最近は渋谷の劇場前で『無料で来てください』と通行人に呼び掛けたりしているので、芸人にはさらにきつい状況でしょう」

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