大手プロを退社しパリで活動 日仏ハーフ女優・美波の挑戦

公開日: 更新日:

 アーモンド形をしたブラウンの大きな瞳が印象的だ。仏人の父親と日本人の母親を持つ女優の美波(31)。3年前までホリプロに所属しドラマ映画、舞台、CMなど多方面で活動していた。それを一度、リセットした今は、単身パリに住み、ひとつの夢に向かって試行錯誤の日々を送っている。

「私、ハーフで顔が濃いんです。佐賀の女の子に見えますか? 前髪を切ってみたんですが……」

 29日から始まる舞台「悪人」(企画・台本・演出=合津直枝)の通し稽古終了後、息を弾ませながら苦笑いする。九州を舞台にした吉田修一の同名小説を原作とした2人芝居。蜷川幸雄作品でヒロインを務めるなど舞台経験は豊富だが、2人芝居は初めての挑戦だ。

「しびれますね。休む暇も息をつく暇もない。しかも役者の言葉だけで世界観をつくり上げ、お客さんに伝えなければいけない。セリフの量も膨大で方言もあるので、違和感と充足感が入り乱れているような状態です。役をつくる作業って大変だし、本当に苦労するんですが、このしびれる感じが、面白い」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  2. 2

    「誤審疑惑黒星」の翔猿 大関に完勝でも晴れない審判へのモヤモヤ《昨日悔しい思いをしたので…》

  3. 3

    エースの留年が影響か?昨夏王者・慶応まさかの県大会16強敗退…文武両道に特別扱い一切なし

  4. 4

    「負けた」はずの琴桜が「勝った」ウラ事情…疑惑の軍配が大炎上《翔猿がかわいそう》

  5. 5

    日本ハム新庄監督は続投する?しない? 目下2位と大健闘でも決まらない複雑事情

  1. 6

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  2. 7

    SMAPファン歓喜!デビュー記念のラジオ番組で思い出す「SMAP×SMAP」“伝説の5人旅”と再結成の実現度

  3. 8

    自民党は気に入らないんだよ。でも小泉進次郎はクソ手強いと思うわけ。

  4. 9

    五輪ニッポン「破産」するスポーツ団体が続出か…JOCは早くも助成金の大幅減額通達

  5. 10

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況