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井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

一度きりの人種ヘイトで全てを失ったハリウッド女優の場合

公開日: 更新日:

 黒人の子供が「ジャングル中で一番イケてるサル」とプリントされたパーカを着た画像を掲載し、黒人への悪意があると炎上したファストファッション大手H&M。人種や宗教に敏感なはずのグローバル企業が、イージーミスをするだろうか。

 一部のメディアや業界関係者が炎上商法を疑うのには、それなりの根拠がある。H&Mは、炎上の直近に過去最低の売り上げ低下を記録していたのだ。報じた各種の記事によれば、グループ全体としてはわずかに成長しているものの、ブランドとしてのH&M単体では問題があり、ファンド等の大口の株主が株を売却しているという。

 なにしろ、売れ残りの在庫が40億ドル分、4000億円以上にも達するというのだから半端ない。

 リアル世界ではZARAなどのトレンドをうまく取り入れている後発に抜かされ、先鞭をつけたはずのオンライン販売でも他のファストファッションに水をあけられている。そうした状況のなかで、とにかく再注目させるため、リスクを承知で炎上商法に手を出したとしても驚きはそれほどない、とアパレル関係者も異口同音に話す。

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