著者のコラム一覧
山田勝仁演劇ジャーナリスト

青年座「安楽病棟」 超高齢化社会の“生と死”の問題を凝縮

公開日: 更新日:

 舞台にリアリティーを与えたのが、俳優層の厚い青年座ならではのキャスティング。藤夏子、山本与志恵、岩倉高子、嶋崎伸夫、名取幸政、山野史人、児玉謙次らベテラン勢が入魂の演技で認知症患者を活写。そして、重くなりがちな物語を救うのが若い看護師たちの生命力とユーモア。

 物語のテーマを内在する医師役の石母田史朗の説得力ある演技、舞台の要となる看護師を演じた小暮智美の真摯な演技が心を打つ。

 超高齢化社会を迎える日本。避けて通れない「生と死」の問題を凝縮し、娯楽性豊かに展開した秀逸な舞台だった。7月1日まで、下北沢・本多劇場。 ★★★★

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希をヤンキースが強奪へ…大谷翔平&山本由伸を奪われた名門が企んだ雪辱戦

  2. 2

    ゾンビたばこ広島に黒田博樹監督待望論 「打てない、守れない、人気ない」三重苦で新井監督はクビ不可避

  3. 3

    佐々木朗希また抹消…中6日も守れない“ひ弱な怪物”をそれでも全30球団が欲しがったワケ

  4. 4

    「24時間テレビ」放送1カ月前に日テレ局内に流れる微妙な空気…猛暑の中の星野真里マラソンに大逆風

  5. 5

    小園はセーフ? 広島「矢野だけ抹消」にファン激怒! “ゾンビたばこ”騒動で不可解な線引き

  1. 6

    やっぱり副首都法案は「大阪ありき」“クセ強”野党議員の追及に維新まともに答えられずポンコツ露呈

  2. 7

    核議論に「タブーなく」で物議…小泉進次郎防衛相が“覚醒キャラ”で危険発言を連発する狙い

  3. 8

    高市首相が追い込まれ「陳述書」提出で墓穴…中傷動画&サナエトークン両疑惑が蒸し返される大誤算

  4. 9

    AKIRA版はなかったことに? 反町隆史GTO放送開始で荒ぶる「2012年派」

  5. 10

    内田有紀の「老眼鏡姿」に称賛の声 次は「グレーヘア」でさらなる進化の予感