役者歴は20年…人生初の連ドラレギュラーで放った存在感

公開日: 更新日:

「その昔、某雑誌にネクストブレーク俳優として取り上げてもらったことがあるんです。2001年のことでした。それからずいぶんと経っちゃいましたが、舞台出身者として“客前で勝負する”“表現を学ぶ”という面では、それなりの実績も経験も蓄えてきたつもりです。でも、舞台で地力を養う役者の中には、テレビに出ていなくとも凄い人たちがたくさんいて、そんな中で揉まれてきたせいか、どうも評価に対して実感が湧かない。まだまだと思ってしまう。こうしてチャンスをいただき、認知度も多少は上がったかもしれませんが、まずは自分で思ってる以上に染みついたマイナー思考を脱するべきなのかも。懐にチャリンチャリンって入ってきたら浮かれられるのかな」

 ジャラジャラでもザクザクでもなく、チャリンチャリン。表現ひとつに苦労がにじみ出ている。(つづく)

▽こて・しんや 1973年神奈川県生まれ。44歳。早大在学中は「早稲田大学演劇倶楽部」に籍を置き、「カムカムミニキーナ」「NYLON100℃」「劇団☆新感線」「NODA・MAP」等の舞台にも出演。98年、劇団「innerchild」を旗揚げ。作・演出も兼ねる。主演映画「不灯港」(2009年)は海外の映画祭で軒並み高い評価を得る。ドラマ「コンフィデンスマンJP」(18年)の五十嵐役で注目を浴び、赤丸急上昇中。

【連載】“味変”俳優 小手伸也を徹底解剖する

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  3. 3

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  2. 7

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 8

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  4. 9

    永野芽郁「二股不倫報道」の波紋…ベッキー&唐田えりかと同じ道をたどってしまうのか?

  5. 10

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か