低迷フジに目立つ“手堅さ”…夏ドラマを制するのはどの局だ

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 西野ジャパンの健闘で盛り上がったW杯もいよいよ準決勝、決勝へ。と同時に、今週から続々と夏クールの新ドラマが始まる。口火を切るのは、今夜(9日)放送の"月9"「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(フジテレビ=夜9時~)だ。

「これまで上戸彩主演で2作品が作られたシリーズの第3弾で、今回の主演は沢村一樹。上戸も出るのに、あえて主演でないというのはシリーズとしては珍しいですね」(テレビ情報誌編集者)

 副題が「~未解決事件特命捜査~」だったシーズン1では過去の事件を、「~特殊犯罪潜入捜査~」のシーズン2では現在進行形の事件を扱ったが、今回はさまざまなデータからAIが割り出した危険人物が起こすと予測される重大犯罪を未然に防ぐ"未然犯罪捜査チーム=通称ミハン"の活躍を描く。

「『絶対零度』をはじめ、今クールのフジのドラマは手堅さを求めた印象がありますね」と話すのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏。

「絶対零度」が刑事もの、「健康的で文化的な最低限度の生活」(火曜夜9時=17日スタート)が生活保護受給者を支援する新人ケースワーカーを描いたヒューマンドラマ、「グッド・ドクター」(木曜夜10時=12日スタート)が小児外科を舞台にした医療ものだ。

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