沢村一樹「絶対零度」は苦戦続くフジ月9の救世主になるか

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 沢村一樹は奇跡を起こすか? フジテレビ凋落の象徴とまでいわれた「月9」で初めて主役を演じ、初回視聴率で10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、「コード・ブルー」以来1年ぶりの2桁発進。月9枠のトレンディーイメージとは真逆の、“暑苦しいオッサン”起用が奏功した格好だ。

 沢村が主演する「絶対零度」は今回が3シーズン目で、未来に重大犯罪を犯す可能性が高い危険人物をAIが予測し、犯罪を未然に防ぐために捜査する「未然犯罪捜査システム」がテーマ。過去2回は上戸彩主演で、1作目が最高視聴率18.0%、2作目が16.3%を記録した人気作。それなのに、あえて主役をすげ替えてまで第3作をスタートさせたのはなぜか。

「低迷が続いたフジのドラマに出演して“低視聴率俳優”の汚名を着せられたくないと、多くの俳優が出演を避けているんです。上戸彩もそのひとり。ヒット作で勝負したいフジとしては仕方なく上戸の翻意を諦めサイドストーリーのみの出演とし、新たに主役として沢村に白羽の矢を立てた。前2作より数字は落ちていますが、局内では上々の滑り出しとみています」(テレビ局関係者)

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