19歳ガングロで起業し注目「ギャル社長」藤田志穂さんは今

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「農林漁業は後継者不足や自然災害、長引く不況でとても厳しい状況です。だからこそ逆にビジネスチャンスがあり、次世代を担う高校生に夢を持ってもらいたい。その地域に元気をもたらせたら、と思っています」

■「結婚資金を前借りして会社設立」

 さて、千葉県市川市生まれの藤田さんが“ギャル”に目覚めたのは中学時代。その後、ファッション誌の読者モデルになり、高校卒業後、19歳で起業した。

「シホ有限会社G―Revoで、主にティーン向け商品のマーケティング調査やイベント企画、アドバイザーをしていました」

 起業のきっかけは「不真面目」「だらしない」という“ギャル”ファッションへの偏見を正したかったため。

「でも、父はアパレル系の会社を経営してるので、最初は『世の中、そんなに甘くない』と猛反対。覚悟を示すため、資本金300万円の半分をバイトで稼ぎ、親には『返すまでは結婚しない』と約束して、親が貯めていた結婚資金代を前借りして会社を設立しました」

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