BTSとのコラボ中止に賛否 顔に泥塗られた秋元康“次の一手”

公開日: 更新日:

 BTS(Bang「防」Tan「弾」Sonyeondan「少年団」)のグループ名には「10代、20代に向けられる抑圧や偏見をやめ、自身たちの音楽を守り抜く」という意味合いが込められている。秋元氏の手がけたグループが靖国神社の前で公演したことや旭日旗が描かれた衣装を着ていたことが理由のようだ。あまりピンとこないかもしれないが今回のコラボに一部ARMYは納得がいかなかったようだ。

 年末の「第69回NHK紅白歌合戦」初出場も有力視されていたBTSだが、「今回の一件でほぼ“アウト”」(レコード会社関係者)といわれている。また、秋元氏はテレビ局や広告代理店、レコード会社関係者など芸能界と横のつながりが強いことから、場合によってはBTSが元SMAP3人のように日本芸能界を“出禁”状態になるのではないかと危惧する声もある。

 パン氏からの働きかけによってコラボが成立しかけたのに、一方的に歌詞を提供した新曲の発売中止を言い渡され、顔に泥を塗られた格好の秋元氏。気になるのはヒットメーカーの次の一手だ。


「今回の件で他の大手レコード会社はほくそ笑んでいると思います。秋元さんは日韓合同ガールズグループ『IZONE』をプロデュースするなど韓国に力を入れようとしているのは明らか。先日ガールズバンドを結成すると発表した秋元氏はワーナーミュージックと初めてタッグを組みました。BTSと同じように世界規模で活躍している女性韓国グループ『TWICE』が所属しています。今回のようなリスクを考慮して、ワーナーをはじめとする別のレコード会社に秋元氏が接触していたとしても不思議ではありません。ひょっとしたら秋元氏とTWICEのコラボもあるかもしれませんよ」(吉岡斗志氏)

 秋元氏とTWICE側の思惑が一致したとしても、また、土壇場でちゃぶ台をひっくり返されたら元も子もない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に