著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

昔も今もこれからも…舘ひろしは「終わった人」ではない

公開日: 更新日:

 今月上旬、舘ひろし(68)がモントリオール世界映画祭で最優秀男優賞を受賞した。映画「終わった人」の演技に対して、ということだ。会見で彼は「本当なのかな。どうなってるんだと思った」と謙遜していた。

 僕は別の仕事で受賞会見に行くことができなかった。でも、どうしてもお祝いの言葉を伝えたいと思い、現場にいつもついているマネジャーに連絡し、会見に行けなかったおわびと、お祝いの言葉を伝えてもらった。

 すると夜になって、僕の携帯が鳴った。「いやぁ、ありがとう。思ってもいなかったよ」と、舘本人からの電話にビックリしながらも、短く会話させてもらった。

 電話でもそうだし、記者会見から終始、「自分は演技派ではない」という態度だったが、僕はそうは思わない。若い頃から刑事モノが多く、アクション俳優といった立ち位置を要求され続けてきたが、「あぶない刑事」シリーズでは笑いを取る要素も多かったし、映画「免許がない!」でも大スターが初めて免許をとる役柄でコミカルな演技を開花させてみせた。

 さらに、映画「義務と演技」ではセックスレス夫婦の難しい役どころをキチンと演技プランを立てて演じているように思えた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?