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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

玉置浩二や高橋真梨子は…コンサートから透ける歌手の葛藤

公開日: 更新日:

 もっともチケットが取りにくい高橋もしかり。沢田と歌謡界で同時期に活動していた高橋はペドロ&カプリシャスの2代目ボーカルとして注目された。その後ソロとして「桃色吐息」などヒット曲を連発したが、テレビの露出は厳選した歌番組しか出ずにやはりコンサートが中心。「紅白」も「大晦日に拘束されたくない」と一時は拒否した時代もあったが、最近は毎年出場。紅組のトリも務める。

 NHK関係者によれば、「沢田は昔の曲を歌いたくないのが出演拒否理由ですが、高橋は理解を示している。中高年は高橋のヒット曲を聴きたい人ばかり。視聴率のためにも紅白に絶対欠かせない歌手です」という。

 コンサートでも高橋なりの工夫がある。自身のヒット曲だけでなく、昭和の男性歌手のヒット曲をアレンジ。沢田のヒット曲も玉置の名曲も歌い、CD化までしている。

「高橋は歌手として今の自分の立場をわかっているから、アリーナなど無理せず中ぐらいの会場。歌の選曲も含め常にお客さんが満足してもらえる構成」(音楽関係者)

 歌手がファンのニーズに合わせるか、ファンが歌手に合わせるのか――。

 スター歌手のプライドと意地の葛藤が垣間見られる。

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