「暗殺のオペラ」ムッソリーニと戦った亡父は誰に殺された

公開日: 更新日:

1970年 ベルナルド・ベルトルッチ監督

 B・ベルトルッチの29歳の意欲作。先週、2K修復版ブルーレイが発売された。

 イタリア北部の町「タラ」の駅にアトス・マニャーニ(ジュリオ・ブロージ)という青年が降り立った。アトスは亡き父の名で、彼はそのまま受け継いだ。亡父はムソリーニのファシスト党と戦い、1936年に暗殺された英雄。土地の人々に敬愛されている。だが老人が多いこの町でアトスは馬小屋に閉じ込められ、何者かに殴打されるなど奇妙な経験をする。

 彼を呼んだのは父の愛人だったドライファ(アリダ・ヴァリ)。彼女の口から父が警告の手紙を受け取りながらオペラ劇場で襲撃されたことを聞かされたアトスは、父のレジスタンス仲間だった3人の男を訪ねる。彼らはその昔、父アトスとともにムソリーニの爆殺を計画した。だがムソリーニが来訪を中止したため計画は失敗。実は何者かが密告したのだ。こうして父の死の謎が解き明かされるのだった。

 緑あふれる田園の光景、色とりどりの花、深紅のマフラー。劇場で見たときよりブルーレイのほうが映像が美しい。

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