雅楽師・東儀秀樹さん 宮内庁職員を辞めて後悔していない

公開日: 更新日:

 2000年、「TOGISM2」で日本レコード大賞企画賞を受賞し、一躍、注目の人になった雅楽師の東儀秀樹さん(59)。その後もCMやNHK大河ドラマ「篤姫」の出演など幅広く活躍しているが、人生を大きく変えたターニングポイントとは――。

  ◇  ◇  ◇

 雅楽師としてフリーで活動するようになったのは36歳の時。それまでは宮内庁式部職楽部で研修生として7年、楽師の職員として10年在籍していました。つまり、国家公務員だったんです。社会的な信用はピカイチですし、老後も含めて一生安泰でした。楽師として勤務しながら、細々とライブをやることもできたんです。なのに、それを捨てたわけですから、人生の大きな転機はその時ですね。

 なぜ、辞めたのかというと、一番はスケジュールの問題。

 楽師のスケジュールはたとえば“ロシアの首相の来日”とか国家の行事と関わっているので、あまり早く公にできません。ギリギリにならないと教えてもらえないのです。だから、数カ月先の個人的な演奏会のオファーが来ても予定を組めない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった