黒田アーサーさん 「オズの魔法使い」の戦友と撮った一枚

公開日: 更新日:

 俳優・黒田アーサーさん(57)の思い出の一枚は人生でもっともハードな舞台。厚い衣装で動き回り、子供たちを沸かせた裏には共演者たちとの熱いチームワークがあった。

 確かもう20年前。当時、新宿にあったコマ劇場で早見優ちゃんが夏休み恒例の「オズの魔法使い」のミュージカルの主役を務め、当時30代のボクはその年に“かかし”役に抜擢されました。

 あれは人生で一番心に残る舞台でした。写真はこれから出番という時の楽屋前の廊下で撮ったもの。まだ初日から何日も経ってない時だから、表情を見ると緊張してますね。

 とにかくハードでしたね!夏休みで、家族連れが見てくれるので午前11時からと午後4時から毎日2回公演が丸々1カ月。ドロシー役の優ちゃんの他は、ブリキマン役が中丸新将さん、ライオン役は渋谷哲平くん。

 ボクのかかしは軽い藁の衣装なので、男3人の中でもとくに跳んだり、はねたりのアクションが多い役でした。あの時の4人は“闘い抜いた戦友”。毎日のように「この1カ月を乗り切ろう!」と励ましあってました(笑い)。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ