実力は和牛でも…霜降り明星「M-1優勝」のメンタルを分析

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 2人はボケのせいや(26)とツッコミの粗品(25)がまだ若く、ジャルジャル和牛と比べ10歳ほども年下だ。

フィギュアスケートがいい例ですが、若手が急激に好成績を挙げることがあります。若手はいい意味でプライドが高くありませんから、今回ダメでも先がある、先輩に負けるのなら仕方ないという思考を取る。サラリーマンにも同じことが言えますが、置かれた状況を客観的に見ることが大切です。大舞台での緊張対策としては、『大きな声でしゃべる』『会場に入るときはゆっくり』など簡単なテーマを自分に課して登場したりします。それをクリアすることで即効性の緊張緩和になるのです」

 確かに優勝を期待されたジャルジャルと和牛の顔は緊張でこわばっていたが、霜降り明星には余裕があるように見えた。

 緊張が見る人に伝われば、それだけで評価は落ちるもの。実際、せいやは本番を振り返って「和牛さんかジャルジャルさんが優勝しても仕方ないと思っていた」と話していたし、粗品も「気持ちのゆとりも意識した」とコメント。完全に開き直っていた。

 紙一重とはいえ、このわずかな差こそが売れっ子になれるか、なれないかの大きな壁になる。

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