素人丸出しの私にとんねるずタカさんはよくしてくれた

公開日: 更新日:

「あなたがやらないから、いつまでも始まらないじゃない! どれだけ皆に迷惑かけているか、分かっているの?」

 そこで改めてメンバーたちの顔、いつも現場にいる音声さんや照明さん、技術スタッフの姿が思い浮かぶ。シャイで黙々と働く彼らが大好きだ。

 さゆりちゃんと私は、何か大きな仕事になるとスタッフに呼ばれ、「新田と国生が代表して挨拶して」「おまえらが後輩たちの面倒を見ないと」と言われたものだ。おニャン子にリーダーはいなかったけれど、あれだけの大所帯だけに、誰かがまとめないと進まない。人に何か言うのが苦手な私が、密かに後輩の指導から自主辞退する一方で、姉御肌のさゆりちゃんは本領発揮だ。この時は、きちんと仕事をしようとしている人たちの足を引っ張る私が許せなかったのだろう。私もそれは望んでいない。

「そうだね」

 何の説明もない番組スタッフへの怒りは収まらなかったけど、うなずいて私は立ち上がった。

 さゆりちゃんとは性格、価値観、環境も合うところが全くない。同じなのは正義感が強く、曲がったことが嫌いなとこくらいだ。まさに水と油。だけど、思いっきり振れば一瞬混ざる。ドレッシングみたいに。まさにこのときがそうだ。 =つづく

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  1. 6

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  3. 8

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  4. 9

    永野芽郁「二股不倫報道」の波紋…ベッキー&唐田えりかと同じ道をたどってしまうのか?

  5. 10

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意