著者のコラム一覧
井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

天網恢恢、疎にして漏らさず…すべてがバレることを祈る

公開日: 更新日:

 ざまあみやがれ、だ。皆、思ったとおり。カルロス・ゴーン前会長は保釈を認められず、勾留されたまま取り調べられることになった。保釈されたら、また、どんな悪知恵を働かせて証拠隠滅工作をしでかすか分かったもんじゃないと断固、裁判所は許さなかった。拘置所で正月の祝い酒ぐらいは飲めたのか? ほんとにザマアみろだ。ぐうの音も出ないくらい徹底的に調べ上げてやれ。

 あの日本オリンピック委員会の竹田会長というヤツも徹底的に調べられたらいい。東京招致工作に賄賂を渡したとフランス当局から訴えられ、記者会見を開いて「私は潔白です」と居直ったが、会見したことで余計に“不信の塊”と化していた。間に入って動いたシンガポールの五輪コンサルタント会社(社名からして腹黒そうな「ブラックタイディングス社」)との契約は適正に結んでいたし、ブラック社の意思決定に関与してませんと書いた紙を読んでいただけだ。支払料は「コンサルタントとして適切な対価」だと言い張って、おまけに「ブラック社、国際陸上競技連盟会長とその息子との関係も知らなかった」と読み上げ、とっとと退散したから呆れた。知らないはずないだろ、そんな太いコネを。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁