<4>“ばっばん”は風邪でも腹痛でもヤクルトを薬の代わりに

公開日: 更新日:

 歌之介こと野間賢は鹿児島県・大隅半島の南西部、肝属郡大根占町(現・錦江町)に生まれた。3歳の年に父親の仕事の関係で京都に移住する。小学校に入学してすぐ、酒癖がよくない父親の暴力が原因で両親が離婚。賢と5つ上の兄と3つ上の姉を連れて、母親は鹿児島の実家に戻った。

「祖母が遺族年金で一人暮らししていた家に4人が転がり込んだので経済的に生活できるわけありません。それで母親が大阪の紡績工場へ出稼ぎに行き、仕送りすることになった。だから私はおばあちゃん子なんです。鹿児島弁で『ばっばん』と呼んでました。なんとか家計を助けようと、兄ちゃん、姉ちゃんと私でヤクルトの配達をしてました。まだ小さい瓶に入ってる時代です。本数が多いと重かったのを覚えてます。ばっばんはヤクルトがなんにでも効くと信じてて、風邪でも腹痛でも薬代わりに飲まされました。目が痛い時はまぶたに塗られたのでくっついて目が開けられない。するとばっばん、『目にはジョアの方がよかったかね』だって(笑い)」

 この逸話は落語のまくらに使っている。CDに収録した新作落語でも話したら、ヤクルト本社の社員が聞いて大いに喜び、全国の20以上の支社で落語会を開いてくれたという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  2. 2

    (3)巨人の次期監督は誰か…松井秀喜氏、桑田真澄氏より“現実味”帯びる原辰徳氏の4度目登板

  3. 3

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  4. 4

    ゾンビたばこ羽月隆太郎「共犯者暴露」の大きすぎる波紋…広島・新井監督の進退問題にまで飛び火か

  5. 5

    (2)阿部監督「長女の手紙」で潮目一変…巨人が“事件矮小化”を手引きしたのか

  1. 6

    高市首相「中傷動画」疑惑に逆ギレ答弁連発 質問した野党議員の制止振り切り“ご飯論法”で一気まくしたて

  2. 7

    絶好調!巨人・阿部慎之助を支える最強あげまんグラドル小泉麻耶

  3. 8

    ゾンビたばこ羽月隆太郎が涙の激白 広島内で「関与は6人」「壮絶イジメ」「裏切り」【会見全文】

  4. 9

    維新はシャカリキでも産業界は「ノーモア都構想」…企業がごっそり“脱・大阪”前年度比1.8倍増

  5. 10

    広島羽月 お立ち台で見せた初々しい“坊主頭”の意外な理由