“コントの神様”志村けんは「キッチリ準備」が仕事の流儀

公開日: 更新日:

【仕事編】

 志村けんと舞台「志村魂」に出演する面々が、「人生」「仕事」「健康」「恋愛」などについて、縦横無尽に語り合った。いぶし銀の“コントの神様”は何を語るのか。

  ◇  ◇  ◇

 ――今年も舞台「志村魂」の季節が近づいてきましたが、みなさん普段、お仕事をするときに心がけていることは何ですか?

志村 やっぱり「キッチリ準備する」ってことですね。俺は結構慎重派で、ネタ作りも稽古も徹底的にやるんですよ。本番でウケないのは本当にイヤですからね。

磯山 舞台のときも、朝から三味線練習してますもんね。楽屋にいると聞こえてきます。

志村 舞台で一番緊張するのは三味線なんだよ。まあ本業じゃないっていうのもあるからね。

上島 志村さんが三味線始められたばかりの頃に、師匠の三味線と(ビート)たけしさんのタップでコラボするって企画があったんですよ。でも、師匠の腕前を見たたけしさんが、「上島っ、おまえ、志村さんきっちり(三味線を)弾けるじゃねえか」って楽屋で焦ってたことがありましたね。

志村 たけしさんは十何年も前からタップをやってるわけだから、こっちもちゃんとできないと迷惑かけると思ってさ。でもどんな分野でも、いい仕事するためには緊張はつきものだと思うよ。よく「本番で緊張しちゃうんですけど、どうすればいいですか?」って相談を受けるんだけど緊張してもいいんだ。俺だっていまだにするんだから。どれだけしっかり準備をしておいて、それをいいほうに持っていくか、よな。

上島 十分に準備して100の力をつけておいた上で、肩の力を抜いて70か80の力でやるのがいいんだって、以前、師匠に言われましたね。

磯山 しっかりベースをつくっておくと、とっさのアクシデントやアドリブにも対応できますもんね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方