「あなたの番です」も…“猟奇殺人犯”が多用されるワケ

公開日: 更新日:

 確かに、ドラマでも映画でも“猟奇殺人犯”は見飽きた感がある。「またか」という気がしてしまう。1991年公開の米映画「羊たちの沈黙」でアンソニー・ホプキンスが演じたレクター教授に衝撃を受けた人は多いだろうが、あれから30年近く。今はもう慣れっこじゃないか。

「類似品が腐るほど再生産されるのは、作り手も演者も楽だからでしょう」と、映画批評家の前田有一氏はこう続ける。

「サイコパスの猟奇殺人犯は、記号的にはファンタジー映画のモンスターと一緒で、何でもアリ。設定に多少無理があっても『だって普通じゃないもんね。仕方ないよね』で済まされてしまう。犯人を猟奇殺人犯にしておけば、どこにも角が立たない。視聴者から『職業差別だ』なんてクレームが入るリスクも少ないわけです。その点、動機がある殺人ドラマは、見る側を納得させる心理描写が難しい。作り手の力量が問われます」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    島根・丸山知事は東京でも堂々90分超 これぞザ・記者会見

  2. 2

    高須院長の弁明 驚くほど愚かな人たちによる愚かな出来事

  3. 3

    血税の官房機密費で返納か? 渦中の山田広報官に怨嗟の声

  4. 4

    山田広報官バブリーな感覚 “ごっつぁん体質”でワイン好き

  5. 5

    香取慎吾オワコン化「アノニマス」打ち切り危機で酷評の声

  6. 6

    身内調査は笑止千万 菅長男“ハレンチ接待”裏側と今後<上>

  7. 7

    Koki,がシャネルからお払い箱に…静香ママとも意見対立?

  8. 8

    新婚ホヤホヤ 草彅剛の20億円豪邸はキムタク宅がお手本?

  9. 9

    香取慎吾テレ東主演で明白…元SMAP3人“塩漬け”はお粗末!

  10. 10

    山田真貴子氏は“ジジ殺し” 内閣広報官の評判と夜の流儀

もっと見る