韓国ドラマのリメイク版が日本でヒットしない決定的な理由

公開日: 更新日:

 今年の夏クールも、韓国ドラマが原作のリメイクドラマが目白押し。唐沢寿明(56)と真木よう子(36)がタッグを組み、緊急指令室を舞台に事件の解決を図る「ボイス 110緊急指令室」、大森南朋(47)が天才法医学者を演じ、残された遺体から真実を導き出す「サイン」(テレビ朝日系)。そして、三浦春馬(29)が病気を患う娘の父親役を熱演するアクションドラマ「TWO WEEKS」(関テレ・フジテレビ系)。すべて、韓国ドラマが原作だ。

 昨今、韓国ドラマを原作としたリメイク版ドラマが増加傾向にある。昨年放送された分でも、山崎賢人(24)主演の「グッド・ドクター」(フジテレビ系)、坂口健太郎主演の「シグナル」(関テレ・フジテレビ系)、2017年には長瀬智也(40)主演の「ごめん、愛してる」(TBS系)、16年には中島裕翔主演の「HOPE~期待ゼロの新入社員~」(フジテレビ系)といった、多くの韓国ドラマが日本でリメイクされている。

 すべてのドラマに言えることだが、リメイク版も、そこそこの数字を取るものの、本場韓国での人気ぶりには及ばない。韓国ではいまだに2ケタ台の視聴率が一般的だが、日本では1ケタ台が珍しくない。「半沢直樹」のように、日本で社会現象にまでなったリメイク版ドラマは皆無だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった