“加藤の乱”鎮圧で吉本完勝も 専属エージェントに潜む火種

公開日: 更新日:

専属エージェント契約に潜む新たな“火種”

 加藤に対しては、ギャラの取り分など契約は一時的によくなったとしても、今度の仕事については、エージェントの胸三寸でどうにでもできてしまうという現実がありそうだ。テレビ局関係者はこう話す。

「決して高視聴率を取っているわけではない『スッキリ』を打ち切りにする話は何度も出ているようです。業界に影響力が大きい吉本に日テレが忖度して、体よく加藤を切ることもできてしまうわけです。吉本にとっては、加藤が吉本を気に入らなければ、『他のエージェントへどうぞ』ということですから」

 芸人だけで6000人の大所帯。「代わりはいくらでもいる」という吉本の基本的な発想が変わってないとすれば、加藤を切って、他の芸人を押し込むことはたやすい。

 闇営業問題に端を発した芸人の造反劇は、“加藤の乱”鎮圧で完全に会社側に軍配。「専属エージェント契約」という新たな“火種”を抱えてはいるのだが。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が