「地球爆破作戦」2大スパコンが核ミサイルで人類支配する

公開日: 更新日:

1970年 ジョセフ・サージェント監督

 原題は「Colossus:The ForbinProject」。「地球爆破作戦」という邦題は当時の映画人が戦争ごっこのような幼稚な神経で考案したのだろう。コンピューターが人類を支配するシリアスドラマなのに残念。このアホなタイトルのせいで冷遇されてきた本作のDVDとBDが13日に発売される。

 東西冷戦の時代。米国でフォービン博士(E・ブレーデン)がスーパーコンピューター「コロッサス」を完成させた。人工知能にミサイル防衛システムを管理させ、ソ連に対抗しようというのだ。大統領らの期待を受けてコロッサスは起動。平和が訪れたと人々は喜ぶ。

 ところがソ連も同様のスパコン「ガーディアン」を開発したことが判明。コロッサスはガーディアンと通信を始める。

 フォービンが回路を切断すると「回路をつなげ」と要求。応じないと両スパコンが互いの敵国に核ミサイルを発射し、ソ連で6000人が死亡する。

 米ソは協力して事態の収拾を図るがスパコンはその動きを察知。ソ連はガーディアンの命令で自国の開発者を殺害し、フォービンはコロッサスに監視されるのだった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  2. 2
    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

  3. 3
    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

  4. 4
    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

  2. 7
    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

  3. 8
    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

  4. 9
    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

  5. 10
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間