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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

料理愛好家を生み出した夫に対する平野レミなりの弔い方

公開日: 更新日:

 その平野の声にほれ込んで、和田は久米に「一緒にやってる子を紹介してよ」と頼んだ。久米にとって和田は麻雀の師匠。普通なら断らないが、平野のキャラクターを知っている久米は「やめときなさい」と答えた。仕方なく和田はディレクターに頼み、それからわずか1週間で結婚を決めた。

 実はラジオの前に和田は一度テレビで平野を見ていた。その時、彼女は生放送でピアノの前で歌っていたが、歌い始めたらすぐやめて、やり直した。それが和田には「チャーミング」に映ったのだ。

 初めて会った日、しゃぶしゃぶ店で店員に「この付けるタレ、何でできてるの?」と聞いている彼女を見て、この人は料理がうまい人だと確信したという(朝日新聞出版「週刊朝日」14年4月18日号)。そんな和田の勧めもあり、「料理愛好家」としてテレビに出始めたのだ。

 和田は「食べ上手」でもあったという。

「『おいしいね』って言ってくれて、『ちょっとコクがたりないかな』とか言い方がうまかった。すると、次はこうしてみようかなって思うでしょ。和田さんが私を持ち上げるのがうまいから、上手になっていったのかもしれない」(光文社「女性自身」19年10月12日)

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