「ミス・ジコチョー」松雪泰子は“失敗”を振り返らない?

公開日: 更新日:

「ジコチョー」は、失敗を繰り返さないためにはどうすべきかがテーマ。天ノが事件の真相に近づいていくその瞬間に発せられるセリフが、冒頭に書いた「私、失敗しちゃった」というわけだ。ドラマの佳境あたりで毎回同じセリフが発せられるのも「ドクターX」をほうふつさせる。

「『私、失敗しちゃった』が決めゼリフになると聞いたときには、ずいぶん思い切ったことをするものだなと。誰が聞いても『ドクターX』を思い出しますからね。ネット上で〈パクリじゃん〉なんて言われかねない。そんな“難役”を恐れずに演じるとは、さすがは松雪さんですね」と、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏は、こう続ける。

「母親役が板についたイメージがありますが、松雪さんは実は結構アグレッシブにいろんな役柄に挑戦する女優さんです。『白鳥麗子でございます!』の白鳥麗子役や、日本アカデミー賞の優秀助演女優賞を受賞した映画『デトロイト・メタル・シティ』の音楽事務所の女社長など、ぶっ飛んだエキセントリックなキャラもお手のもの。『ジコチョー』の天ノも、浮世離れした不思議な魅力のある人ですから、松雪さんにぴったりです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  4. 4

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  5. 5

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  1. 6

    カミソリをのみ込んだようなのどの痛み…新型コロナ「ニンバス」感染拡大は“警戒感の薄れ”も要因と専門家

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  4. 9

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  5. 10

    辻希美“2億円豪邸”お引っ越しで「ご近所トラブル」卒業 新居はすでに近隣ママの名所