高岡早紀の“ハマリ役” ドラマ「リカ」怖すぎて笑っちゃう

公開日: 更新日:

「原作はトラウマになる人もいるほど凄惨な終わり方だけに、テレビでどこまでやるのかに興味が集まっています。GP帯の“予定調和”に馴染まない層は、良くも悪くも騒然。好き嫌いはあるものの、続編が作られてもおかしくないインパクトを与えています」と語るテレビコラムニストの亀井徳明氏は、その理由について「高岡早紀の役作りのうまさでしょう」とこう続ける。

「実は『リカ』は2003年にテレビ朝日で“土曜ワイド劇場25周年企画”として放送されています。主演は浅野ゆう子でしたが、展開自体は怖くても、どこかコミカルに見えてしまっていた。今回は、時折見せる高岡の可愛げと、リカの恐ろしい言動のバランスが良く、原作のテイストを生かしつつも、“純愛モンスター”として深夜ドラマらしいキャラクターが成立。バラエティー全盛期のフジテレビなら、リカをパロディーネタにもしていたでしょうね」

 確かに、高岡の「雨宮リカ、28歳です」「死ねばいい」はゾクッとする怖さだ。

「かつて雛形あきこが演じた『ストーカー・誘う女』(TBS系、1997年放送)の何百倍も怖いキャラです。怖すぎて笑っちゃうほどですね」(制作会社関係者)

 88年にCMで芸能界デビュー。94年の映画「忠臣蔵外伝 四谷怪談」の“お岩”役で豊満なバストと大胆な濡れ場を見せ、当時の映画賞を総ナメにした高岡の衰えない美貌と相まって、一番の“ハマリ役”になるかもしれない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」