宍戸錠は「カズノコ」と…“頬っぺた”除去後に放った一言

公開日: 更新日:

 宍戸錠が86歳で亡くなった。日活「渡り鳥」シリーズなどで悪役として活躍し、「エースのジョー」がニックネームだった。テレビでは「元祖どっきりカメラ」「くいしん坊!万才」で人気者になった。

 だが、宍戸で誰もが思い出すのは、丸く膨らんだトレードマークの頬っぺただ。あれは「オルガノーゲン」といわれる液状のパラフィン。

 日活の大スターだった石原裕次郎は正統派の二枚目。どう逆立ちしても裕次郎は超えられない。そこで頬を膨らませ、悪役向きのふてぶてしい風貌にするため、豊頬手術を思い立った。

 この「逆整形」は大成功だった。もしやらなければ、宍戸がスターとして大成したかどうか。

 ところが、宍戸はこの頬っぺたが嫌になる。2001年3月、「シシドの顔はもう飽きた。膨らんだ顔をしぼませて、古顔(オールドジョー)になりたい」と語り、再手術を行った。オルガノーゲンが石灰化して頬の皮膚に癒着し、がんの原因になったり、敗血症を招く恐れがあるのも決断した一因だった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束