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三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

頂戴して困ることも…皆さんは“差し入れ”経験ありますか?

公開日: 更新日:

 私20日まで上野・鈴本演芸場でトリを取ってました。おかげさまで日刊ゲンダイ読者も来てくださったようでうれしいかぎりです。そしてたくさんの差し入れを楽屋に頂戴しました。ありがたいです。ありがたいところで今回は差し入れについて書きたいと思います。

 皆さんは差し入れってしたことありますか? 差し入れをするときはどんなところに気を付けるのでしょうか。もらう側からすると、ちょっと困る差し入れもあるんですよ。

 まずは持ち帰りづらいもの。重さ、大きさが電車で持って帰る想定をしていない場合、かなり困ります。前に「益々繁盛」にかけた二升五合瓶の日本酒を頂き持って帰ったときは罰ゲームかと思いました。瓶の重さを入れたら3キロですからね。大きい花束も持って帰るとき、かなり恥ずかしいです。

 次に食べ物で、日持ちしない、個別包装じゃない、大量というのは困ります。実は寄席の楽屋って皆さんが思ってるほど大勢いるわけじゃないんです。音楽や芝居の舞台だと20~30人スタッフがいるイメージかもしれませんが、寄席は多くて6~7人、通常4~5人。出演者も十数人、しかも滞在時間は短め。分けて持って帰ろうとして、個別包装じゃない、賞味期限が今日なんて場合は困るんです。お腹がすいてるとも限りませんし。頂いたものを粗末に扱うことになるのが一番心苦しいんですよ。ですからたい焼き30個とかは、どんな有名店の焼きたてでも避けてもらいたいところです。

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