YOSHIKIとローランド “アンニュイセレブ”引っ越しCMの狙い

公開日: 更新日:

 この春、引っ越しCMキャスティングに異変が起きている。不動産サイト・SUUMOのCMはX JAPANのYOSHIKIを起用。古代神殿跡でスーモマーチをピアノで奏でている。同じくCHINTAIでは、ホスト界の帝王・ROLAND(ローランド=27)がゴージャスな応接部屋で、若者の引っ越し相談をいつもの名言で解決。どちらも「新学期」「新生活」「親近感」「庶民的」といった従来の引っ越しのイメージとは無縁な“アンニュイセレブ”かぶりなのである。

 SUUMOは、YOSHIKI起用について「表面上はブランドイメージと相反するキャラクターながら、コアな部分で親和性のある人を起用し、いい意味でのギャップによるインパクトをもたらしたかった」(広報担当)とし、CHINTAIも、ローランドについて「ホストという少しグレーな経歴に多少の不安はあったものの、直近のテレビ番組等での名言や思いやりあふれる発言の数々に絶対的な信頼を感じ、起用に至りました。CM好感度調査の獲得ポイントが5000作品中40位と飛躍的にアップし、(ローランドを)知らない方からのクレーム増加も反響が大きかったと好意的にとらえています」(広報担当)と回答。両社ともギャップで話題性をつかむ戦略が的中したようだ。コラムニストの桧山珠美氏がこう言う。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手