著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

「ホープ師匠やめてください!」日本一の“発展場”の銭湯で

公開日: 更新日:

 そーでした、前回俺が全裸救急隊員となり、銭湯で倒れ、意識を失いつつあるご老人を救助した西新宿の銭湯こそ、かつて日本一の同性愛者の発展場として、そちらの世界に名をとどろかせた聖地ならぬ「性地」であったのです。

 ちなみに、その銭湯は現在、従業員の方々の徹底した指導や取り組みでいたって、健全な憩いの空間となっています!

 と、断りながらも、あの頃の奇妙な空気がなんだか懐かしいなあ~と思ったりしている俺であったりもしているのです。

 例えば、ある日の脱衣場でのこと、ごく普通の40歳くらいのポッチャリとした気のイイ男性が俺と同時くらいに、風呂に入ろうと衣服を脱ぎ始めたのです。

 その時、その男性は隣で脱いでいる俺に気づき、「あ! ダンカンさんですよね? 銭湯なんて来るんですか」「ウン、大好きなんですよ! それに近所だし」「そーなんですか! でも、芸能界って大変なんでしょう?」「まあ……仕事は何でも同じじゃないですか!」「ですよね……でも、応援してますから頑張ってください!!」と微笑した彼が服とズボンを脱ぐと、すべてパープルのブラジャー、パンティー、ガーターベルト付きの網タイツをビシッと身に着けていたのだった。その時、俺は心の中で「おまえこそ……頑張れ……」とエールを送ったものでした。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景