著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ハワイ新婚旅行に同行取材 飛行機は百恵&友和の隣だった

公開日: 更新日:

 ホノルル到着出口で確実にタイムロスが生まれる。到着後の取材もできない。とっさにファーストに変更。幸い、かろうじて1席空いていたが、正直焦った。ハワイも初ならファーストも初。それだけでも緊張するのに、さらなるプレッシャーが待っていた。

 飛行機はPANAM。CAも客も外国人。日本人は百恵・友和だけ。おまけに案内された席が2人と通路を挟んだ隣。「しめた」というより「しまった」という気持ちが強かった。横を向けば友和の横顔が間近に見える距離。緊張で体が固まるようだった。こんなに近くでなくともよかったが、座った以上、取材をかけるのが記者の仕事。食事が終わり消灯に入る前に友和に声をかけた。案の定、「すみません。機内は遠慮してください」と断られたが、明らかに不快そうな顔だった。

 とっくに「記者」と気づいていたのだろう。残るは2人の会話を聞くこと。寝たふりしながら耳を澄ませた。2人も心得たもの。耳元で時折、話すだけでまったく話は聞き取れなかった。

 結局、一睡もできずにホノルル空港に到着。まるで2人を誘導するように空港ロビーに出てくる優越感も束の間、「機内で何か取材してきたようだ」と他社からは疑心暗鬼の目を向けられた。実は何もなかったとも言えず、ゴマカすしかなかった。

 先駆けは失敗。後はハワイでの熾烈な取材合戦で取り返すしかないと、気を引き締めていた。百恵と友和が空港を後にすると、同行マネジャーに報道陣が集められた。そこで思いがけない要請が伝えられた。 (つづく)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  2. 2

    小林旭さん87歳「元気の秘訣? 食いたいときに食って、寝たいときに寝て」

  3. 3

    「恫喝暴行&中絶強要」報道のソフトバンク村上泰斗(19) 素質だけなら山本由伸クラスだったのに…

  4. 4

    水前寺清子(3)「今でも、小国では寝ながら歌った話が語り継がれているそうです」

  5. 5

    山川穂高が「4.5億円の置物」に…ソフトバンクが頭を痛める“引き取り手”の付かない厳しい現実

  1. 6

    阪神・梅野隆太郎に「衰えを強いる」藤川監督の起用法…生え抜き正捕手から不遇際立つ

  2. 7

    ソフトバンク3連覇でも“札束攻勢”止まらず…今オフ仕掛ける「補強リスト」仰天の中身

  3. 8

    伊原陵人の女性トラブル報道と関係が? 阪神の若手有望株を巡る“不可解な塩漬け”

  4. 9

    中森明菜が完全復活 結果的に長期休養がその価値を上げたが、応えられるだけの資質を持っていた

  5. 10

    芸能人の「植毛・ズラ事情」教えます 小倉智昭さんは4種類使い分けていた