著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

NHK大河も放送休止 テレビが“コロナ以前”に戻ることはない

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が多くの自治体で解除され、東京や神奈川などでも、もうすぐ解除されることが期待されている。

 しかし、解除になってもテレビ局が「コロナ以前」に戻れるかといえば、それは非常に難しいと言わざるを得ない。

 まずはドラマ。先日、NHK大河ドラマ麒麟がくる」、連続テレビ小説「エール」の放送を6月中に中断するという発表があった。要は、“ストック”がなくなったということ。3月をもって収録を自粛してから、元の撮影状態に戻すことはできないでいる。というのも、スタジオはどうしても“3密状態”が避けられない。たとえば、ドラマ撮影時にカメラは4、5台あるのが当たり前で、それぞれにカメラマンが必要。ケーブルをさばくカメラアシスタントもいるし、音声担当の技術スタッフ、ディレクターやAD、メークさんも待機している。さらに、役者たちがいるので、マネジャーや付き人が何かあった時のために隅で見守っている。またスタジオサブ(副調整室)という狭い部屋があり、そこにはモニターが多数並んでいて、メインのディレクターと数人の技術スタッフ、そしてプロデューサーたちが見守っている。多い場合、100人近い人が集まっての収録は普通のことだ。当然、役者は口角泡を飛ばさんばかりのシーンも多い。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  3. 3

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  4. 4

    浜田省吾の父親が「生き地獄」の広島に向ったA.A.B.から80年

  5. 5

    山尾志桜里氏は出馬会見翌日に公認取り消し…今井絵理子、生稲晃子…“芸能界出身”女性政治家の醜聞と凄まじい嫌われぶり

  1. 6

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  2. 7

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  4. 9

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 10

    フジ親会社・金光修前社長の呆れた二枚舌…会長職辞退も「有酬アドバイザー」就任の不可解