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井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

木下優樹菜の復帰宣言「私らしく」でバッシングは激化した

公開日: 更新日:

「需要があるのか」「子育てに専念したら」というのは優しい方で、「そもそもこの人の芸と能は何なの?」と全否定するコメントまでもが噴出する始末。

 木下を擁護する投稿も散見されたが、SNSのフォロワーが500万人を超えるにしては、探さなければ見つからないぐらいに少なすぎた。あまりの非難の声に圧倒されたのか、実はもともとそんなにいたわけではなかったのか、どちらにしろここまで嫌われては沈静化は難しい。

 芸能界内部からも復帰に対する批判や疑問の声が出されるなかで、急転直下、木下が引退を表明したのは復帰宣言からわずか5日後のこと。その裏には、乾とは別に2人か3人の既婚男性との不適切な関係があるため、炎上とバッシングが止まらなくなる懸念があったとする報道もある。

 ネット上での恫喝を公開されるとは考えていなかったこと、その後の初動での対応ミスなど品位のなさや脇の甘さはあるものの、全国一斉のフルボッコに遭い、さらにこじれ、生活やキャリア、周囲からの信頼を失ってしまったのは気の毒ではある。だからといって、木下が炎上の被害者かと言われれば、それも腑に落ちない。身から出たサビが悪い方へ転がるプロセスで、鬱屈したネットユーザーの餌食となってしまった。そんなところか。

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